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2025年1月1日

方言っち、ばされぇイイ!方言って、すばらしい!その12

方言っち、ばされぇイイ!方言って、すばらしい!その12
2025年1月1日

※商用複写厳禁

ヒタスタイル作 日田版方言番付表2025

たぶん県北版

「大分方言」(改訂三版)昭和55年(※初版は昭和45年)発行者 高田一彦(津久見出身) 印刷者 日の丸印刷株式会社(大分県立図書館所蔵)を元にヒタスタイルが図案化

ほぼ県南版

「大分方言」(改訂三版)昭和55年(※初版は昭和45年) 発行者 高田一彦(津久見出身) 印刷者 日の丸印刷株式会社(大分県立図書館所蔵)より

日田弁特集はどこまでも続く

 あけまして、おめでとうございます。今年の日田弁特集では、紙媒体として存在するうちにヒタスタイルが出来る事の一つとして、読者の皆さまにご協力・お願いの告知がございます。どうぞ最後までおつきあいくださいませ。

 さて、まずは嬉しいご報告を。日田出身の別府大学の学生さんが、卒業論文で日田弁の研究をされているとの事!資料の一つとして本誌「日田弁特集」過去12回分のバックナンバーを、秋に受け取りに来てくれました。これは、本誌にとってとても光栄な出来事でしたが、何よりこの地で方言研究をされてきた先人達にとって、そして地域全体にとっても、非常に喜ばしい事なのではないでしょうか!!

 次に、前ページの、方言「番付表」について。これは大分県立図書館所蔵の「大分方言」(昭和45(1970)年初版・著者:髙田一彦※津久見の方)という本にあった、県南と(おそらく)県北版の方言番付を参考に、ヒタスタイルなりに現在の「日田版」を作ってみたものです。是非ゆっくりこの3つの方言番付表を見比べて欲しいです。同じ大分県なのに、意外と違いが大きくて聞き覚えなのないものや、意味が少し違うもの、逆にあれ?これ共通なの?と、日田弁だとばかり思っていたものが他地域でも使われていたりと、色々見えて面白いです。

 ヒタスタイル的には「生粋の日田弁」が知りたいところですが、見極めはなかなか難しいですね。他市・他県から日田に嫁いできた方や越してきた方、日田生まれだけど日田を離れた経験がある方、日田内も東西南北各所の方と、皆で一緒に検証する必要があるなと改めて思います。

 料理や祭り等、人の文化や風習も様々に影響しあって、共通したり違いがあったりします。同じように言葉も、日田の中でも微妙に違いがあってそれはとても興味深いものです。「境界」は人間が決めたラインで、水や空気、植物・虫・動物や微生物などの生き物達には関係ない。方言は、皆の無意識が育てる「生(なま)もの」で、まるで生き物のようではありませんか!

 最後に、45年前に中津江で行われた方言の調査表を今回発見しましたので、素敵な投稿エッセイの後に掲載いたします。是非、書き込み、投稿を!どうぞご協力くださいませ。新たに立ち上げたヒタスタイルの公式ホームページでも掲載予定です。SNSで拡げて、遠くに暮らす日田出身の方々にも、どうかお伝えください。この調査表については、大分県立図書館所蔵の25年前の本に、大分大学教育学部国語学研究室による45年前当時の調査結果分析も掲載されておりますので、今との比較ができるような形で今回の結果をどこかに残せたら、と考えています。

 例えば今から25年後に、何らかの形で地元情報誌的なものが存在し、携わっている誰かがヒタスタイル2025年新春号を掘り起こしてくれて、同じ調査表を取り挙げてまた読者と共に楽しんでくれる…そんな地域の未来を想像しながら。未来志向のお正月♪
 今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます!

地元紙より

妻「ここ一旦停止せな。
  警察ん止めらるるばい!」

夫「わかっちょるちや。横に
  座っちょってイロイロ言わん!
  運転がしにくうしてこたえん。」

妻「そりけど、あんたん運転な
  荒けのうして、えじいなきて。
  ホラ!対向車が来たばい!」

夫「シャーシイち言いよろうが、
  黙っちょりきらにゃ、
  車から降ろすなきおまいだけ
  歩いち行きない!」

妻 無………

「日田方言入門」右藤典哉2001年(平成13年)内に記載の「車中にて」を部分的にアレンジしています。

読者投稿

前回2024年1月号の方言特集に対して、佐賀県嬉野市の方から投稿をいただきました。
地域外からの方言についてのご指摘や感想も、とても貴重です。

半分もわからんが、「むそがる」と「とぜんなか」は共通でしたよ!

佐賀県嬉野市Yさん

※日田弁では「とぜねぇ・とぜんねぇ」で、「とぜんなか」はほとんど使われていないようですね。でもおそらく意味合いは きっと同じなのでしょう。上記の日田方言番付表内にあります。また、こちらも 前ページの番付表の中に登場してい る「むぞがる」という言葉ですが、日田独自の言葉かなと思っていたので、嬉野でも使われていたとは意外でした。
方言特集開始当初から投稿をしてくださる市内の読者の方より。いつも有難うございます。

県外出身(福岡市)の鬼嫁が最近日田弁にハマりだし”せせろしい”を連呼しております笑。
きわめつきは”ざった”、”ざった”です。「ほねが折れて」むげねぇーともおらんでおりまーす笑。

夕方、お父さんが稲刈りするから、
四隅の稲を手刈りしておかないといけないから、
ばあちゃんを手伝ってね!

私が小学生になっていた頃かな?
ばあちゃんからこう言われ、手伝うことに。
ばあちゃんは、35歳で戦争未亡人になって
一人で4人の子供を育て上げた。
あまりその話はしてくれなかったけど、
たくさん苦労したはず。
その経験からか、気丈で強くて家族への愛情深い、
明治生まれの女性だった。

下記は25年前に中津江村で実施された方言調査の内容です。
日田弁の今を残す為に、様々な町の様々な年代の方々に参加・ご協力を宜しくお願いいたします!
応募方法

調査表1と2をダウンロードし書き込みをして、下記記入事項をご記入の上、このページをケータイで写真に撮り、画像としてhitasta@eco.ocn.ne.jpへメールして下さい。
郵送もOK。なお、ヒタスタイル事務所までご持参下されば、その場で複写させていただき、オリジナルカレンダーを一枚プレゼント!(※先着10名)

郵送の方はこちら
葉書封書:〒877-1354 市内坂井町443-11ヒタスタイル編集室「日田弁」係

方言調査票プレゼント応募用紙ダウンロードはこちらから(pdf)
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