ひた女コラムも三回目の寄稿になり、五年目の日田は、また人生の転機により仕事をお休みしている(快く送り出し、祝福をしてくださった皆さま、後任のS君。本当にありがとうございます。)。
これまで二回、日田林業の過去と現在に触れて書いたので、今回は未来を書きたい。
日田林業の未来と言っても、どこから考え始めたら良いのか。
日田市には「新しい日田の森林・林業・木材産業振興ビジョン」がある。略称『日田もりビジョン』には、50年先の目指す森林の姿を見据えつつ、直近13年の具体的目標が明示されている。
さらに有り難いことに、日田林業の過去から現在までの取組や課題を、関係者でない方にも分かりやすいようにまとめてある。
市のHPにちょうど第2次見直し後の改定版が掲載されている。
目指すべき方向として3つのテーマで区分されており、苗を植えて育った木を使うだけでなく、木育や産業観光など内外への発信や人材育成まで網羅されており、読むと改めて関わる分野・人の多さが感じられる。
さて、日田もりビジョンを読んだ上で、今度は自分がどうビジョンに関わるか考えたい。面積の83%が森林である日田市は、私と家族にとってこれからずっと暮らしていく『ふるさと』になる。
まずは日田の森林を林業をもっと知って、もっと好きになるところから始めたい。50年後はもう居ないだろうが、次代に日田林業が持続・発展して継承できると良い。