私の大好きな日田は、
伊勢神宮と出雲大社のルーツ!?
日田っち空気が違う。日田っち何か感じる、という話を耳にします。唯ならぬ空気漂う異様な空間??
『日本書紀』、『古事記』の天照大神は筑紫で誕生しています。九州人です。今の祭神は伊勢でも、その太陽信仰のルーツは九州(元伊勢)からと思います。
また、『豊後国風土記』の研究の本に、日田は元々「田」という地名だったと言います。奈良の橿原考古学研究所は、二十年前の新聞で「田」は日本最古の記号で聖なる女神を意味するという。
また文学博士・喜田貞吉博士は、ヒダ(日田・飛彈) ヒナ(夷) シダ (信太) イナ(飯名)等は同一の祖語から轉訛したと言う。例えば、歴史学者の鳥越憲三郎氏は、夷鳥(出雲地方の神)は「日の鳥」が訛ったものだという。
また、『古事記』の出雲国造りの祖は「来日田維穂神(別名・岐比佐都美)女神?」という日田(田=御饌神)の名が付く。本来、出雲の祖とされる「天穂日」はウィキペディア(キヒサツミで検索)で「創作された出雲と関係ない神」と紹介される。
単純に「日は太陽(火山)」を田は「産む、補佐、水神・巫女、聖、鷹」の意味を持ちます。日田に、夜明、大肥(日)、朝日、日高(日鷹)、日の本、日向などの太陽にちなんだ地名が多いし、別府大学の資料に日田は凄く神社が多いとある。
持統天皇は自身を天照大御神化しています。『日本書紀』の神話の部分は持統色が強いのに、なぜ持統は奈良で天照大御神を誕生させなかったか。それは持統(大田皇女)が九州太陽神の魂を引き継いでいたからです。私の異説ですが、神武天皇は御饌神という女神の意味を持っていると思います。
平田篤胤・飯田武郷は伊勢神宮の八咫の鏡は「鉄鏡」だといいます。日田から出土した卑弥呼の鏡と言われる鉄鏡との関係。そして瀧音能之博士の「ヒサ=鏡」という意味も考えると、日田は日本で一番輝く素敵な地名なのです。『豊後国風土記』が伝える日田の地名の起こりの「比佐津媛(久津媛)」に出雲祖神の「比佐」が付き、いかに日田の比佐津媛が「異色の女神」だったか。それが太陽信仰という日田の異次元空間だと思います。