もしもサンタからプレゼントがも
らえるとしたらと考えると
意外と難しい・・・
欲しいものは確かにあるが
あってもなくてもなんとかなるもので、結局、健康とか時間とか家族の幸せとか形のないものを考え、いやいやいや、自分の幸せだけを願うのは心が狭いと、戦争のない世界の平和とか、クリスマスというのに、七夕の短冊のようになってしまう。
きようというひ
作:荒井 良二 出版社:BL出版
女の子が“きょうというひ〟のために着るセータを編み“きょうというひ〟に似合う帽子とマフラーを編んで、ろうそくに火を灯して、“きょうというひ〟をてらします。この絵本は、最後になにか特別なことがおこるわけでもなく、ただただこの小さなあかりが、きえないようにきえないようにと空を見上げて祈ります。
なんでもない毎日は、だれかの特別な日
そんなふうに今日という日を意識したらもう少し丁寧に一日を過ごせるのかもしれない。
一年に一度、こうして自分の願いについて考えてみるのも悪くない。(やっぱりバッグだ靴だと、あ、そうだ欲しい椅子があったと思い出したが、そんな物欲を真剣に考えるのも悪くない)
誰かの祈りや願いにあかりが灯り、その光が闇を照らしてくれますようにと祈ります。
今年もエホントのコラムを読んでくださって、ありがとうございます。
来る年も、みなさまにとって素晴らしい一年となりますよう。