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2025年10月1日

アートっちゃ何かい?vol.3 源から発する? 人間が創り出す生のエネルギー

アートっちゃ何かい?vol.3 源から発する? 人間が創り出す生のエネルギー
2025年10月1日

artwork 下隈 祐司  artwork 宇治山 哲平

アートは「生もの」

「生もの」は保存が難しいものですよね。ところが「アートが持つエネルギー」は、酸化しない・カビない・腐らないものが多いです。それは何故かというと、アートのエネルギーは、直接誰かの心の中に(眠る種のように)封存されるものだから。
ある人気アーティストの歌詞に「私達の心の中身は誰にも奪えない そんなに守らないでも平気」とありますが正にそんな価値観のお話。さらに、アートのパワーは発酵する・形を変える・生まれ変わる・派生や増殖をする…等々、まるで「生ゴミが発酵して有益な堆肥になりまた新たな食べ物を生む」ように、人類の営みが続く限り延々と生き続け、誰かに影響を与えたり、楽しむ事が出来る。絵、音、文字、言葉、身体…人間の表現行為は、実は非常に重要な行為なのではないでしょうか。また、より根底から湧いてくるものほど、誰かの心の奥底に直接届いて、溜められていくのでは?とも思います。但し、その重要さや奥深さとは一見裏腹に見える「無駄」や「くだらなさ」から、新発見が有ったりする面白さも、決して忘れてはなりません。

人類の希望を目の当たりにする

「見えないところへ突っ込んでいくのが画家の定め」と、ある画家が言いました。太古の昔のものでも、作品を観れば時代が何を求めていたかを読み取れるということも仰っていて、それを聞いてやはり根源的なものが内砲されていると、その伝言は時空を超えるのかもしれないと思いました。横並びを望む「全体主義」のはびこる今の日本社会での「現代アート」から、読み取れるものは果たして何だろうか??
先の人気アーティスト歌詞では、「だけど自分を信じられなきゃ何も信じらんない」と続きます。発信が主目的になりがちな今の「表現の世界」で、本当に求められているのは実は、まずは「自分の本心を知ること」なのかもしれません。自分を信じられなくなるのは本当に辛く、「表現」どころではなくなってしまいますし、嘘や誤魔化しでは、自分にも他人に対しても所詮その場しのぎで終了。アートってもしかして信じられる自分を探す小宇宙旅行であったり、生を確かめる為のひとつの作業なのかもしれないですね。兎も角、横を見ないで良い(むしろその方が面白い)ということは、「色んな考え方を創り出す」ことに必ずつながる!人の暮らしとか人類の今後とか日田の未来とか、環境とか生き物とか、問題提起に自ずと行き着くかもしれないし、問題解決の糸口が蜘蛛の糸のようにすーっと空から降りてくるかもしれないと、本気で思うのです。さぁ、無駄な会議の傍聴席を立ち去り、自分の中の核心へ向き合う、傍観者から当事者へ!いつからでも誰でも始められる世界へいざ!!

artwork 後藤 浩介 artwork kumamori 1995

再生可能な『源発』エネルギー

「アート」という言葉に対して、代わる呼び名がないものかとずっと考えてきました。敷居が高いような、特別な存在みたいなイメージとか…そういった「アート」という言葉についた「垢」を払拭したいと思ったからです。差し当たり今回提案したいのは、「アート」=『源発』(「源(みなもと)」から「発」するもの)です。高度成長期にお世話になってきた発電「原発」は、様々な問題解決無くしては最早頼るわけにはいかないという事がハッキリした今、(もしかしたら?)人類にとって役に立ち、同じだけ威力を発揮するかもしれない『源発エネルギー』を、ヒタスタイルは強く推していきたいと思います。「芸術は爆発だ!」と、かの有名な芸術家岡本太郎氏は言った。正に!人を「脅したり殺す為のものではない核」を内砲した、人を生かす源発爆弾を皆で創ろう!!原発で作られたエネルギーを貯めておくのは難しいけれど、源発(アート)エネルギーは人の心の中に溜められ、まるで有機物が発酵して堆肥化し地球上で循環するようにめぐり、核融合を繰り返しながら計り知れないパワーを生み出し続ける…そんな力、ちょっと浪漫を感じます。
勝手な解釈はここまでにして。さてこの秋の日田は、地域のお祭り以外にも、音楽やアートイベント各種目白押し!!チェックして、とりあえず出かけてみませんか♪また、左記の本誌アート関連特集掲載のバックナンバーもホームページ上で見られるようにしておきますので、ぜひお時間のある時にゆるりと一つずつ、目を通してみてくださいな。

🔘バックナンバーはこちら

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