
今年も来る七月十九日(日)に各町内の山鉾が日田駅前に集結。七年振りに平成山鉾を加えた九基が揃います。本誌では大迫力の顔見世を控えた八町内の棒鼻陣に集結していただきました。令和八年版『八町八衆宵ノ口』では八衆の声もお届けします!
◯町内◯名前◯生年月◯好きな祇園囃子の曲目◯祇園祭がやってきたなと思う瞬間◯祇園祭りでの思い出

【大和町/坂本 竜一】1976年8月生
◯花猩々
◯薮入りの投票開始
◯2019年、赤鉢巻きを授かったあと、札の辻入りでの初めての腰きりと、大和町地蔵組でノーエ節

【中城町/三笘 大輔】1983年1月生
◯花猩々
◯夕方の風にお囃子が混ざった時ですね昨日までと同じ景色なのに、急に夏のページがめくられた気がします
◯隻腕の自分に、棒鼻をやってみないかと声をかけてくださり、お前でもできると何度も叱咤激励してもらったこと

下町/長澤 剛】1976年4月生
◯ほんに思えば
◯豆田町にたくさん道具を乗せた軽トラが走ってる時
◯壁に穴を空けて上から怒られたこと

【若宮町/梶原 智】1992年10月生
◯ノーエ節
◯祇園の作業をしている時
◯学生時代の同級生達と棒鼻の共演ができたこと

【上町/大口 航心】2005年9月
◯水郷節
◯準備の日程の連絡がきた時です
◯大切な人たちと過ごせた時間

【川原町/福澤 祐基】1989年11月
◯いろは
◯観光祭が終わり祇園の日程が決まりだすころ
◯初めて棒鼻についたとき

【三隈町/諌山 泰崇】1983年5月
◯萬歳
◯小屋入り
◯初めて晩山(札の辻)に、棒鼻として入った時ガチガチに緊張して無我夢中でした

【港町/山田 渓斗】1994年4月
◯萬歳
◯山の飾り付けや小屋の修繕が始まる頃
◯ごうや亭前の賑わいで、棒鼻のガブりで落とした事が悔しかった
ヒタスタイル「みなさん日田祗園に対する思いがあると思いますが、まずは何がみなさんを祗園に関わらせているんでしょうか。」
諫山(三隈)「一生のテーマですね。」
坂本(大和)「今となっては生活の一部。きつい時もあったけど、これは仕えた者にしかわからない一体感や達成感がある。今は神様への感謝の気持ちが大きいです。」
三笘(中城)「腰切りが上手くいった時のあの感覚!見てる人は方向転換しただけと思うやろうけど、見た目以上にきつくて、そして気持ちいい。」
全員「うんうんうん。(頷く)」
梶原(若宮)「僕は町内の人のお陰で関わることがとても楽しいです。人情溢れる町なんですよ。」
三笘「中城も人の懐の深さが好きです。隻腕の自分に棒鼻までさせてくれて…。」
諫山「今まで長年携わってきて、特別な苦労はなかったんですが、一昨年のある時にまったく切れない時があって…。急に出来てたことが出来なくて、上から怒られるし、もう放心状態で。一年間ずっとイメトレし続けて、去年いつも通りに出来た時は、本当にほっとしました。」
山田(港町)「本当に棒鼻についている時は緊張感ありますね。全部の箇所を一人では見れないので、棒鼻それぞれに大切な役割があるんですよ。」
長澤(下町)「下町は数年前に山鉾を新調したんやけど、全く動かせんくらい重くて。壊して作り直したりして、苦労しました。さらに集団顔見世で腰切りした時に山を落として…。初めての経験で、悔しいし恥ずかしいし。それこそトラウマになったけど、今年は久しぶりに集団顔見世に参加です。」
全員「大変っすよねー。(頷く)」
三笘「祗園祭の土曜に、隈や竹田地区の人たちが見に来てくれることがあって、すごい嬉しいです。」
長澤「テンション上がるよね。」
福澤(川原)「見に行ってみたいです。うちは土曜は隈で平成山をみて、明日頑張ろうってみんなで労うスタミナ会をやってます。」
梶原「若宮は去年、長半纏を着てみんなで豆田に見にいきました。隈とは違った雰囲気で新鮮です。あと山の振り方が全然違うんですよ。豆田って横にも振りますよね?うちは道が狭いので縦に持ち上げる動きが多いけど。」
長澤「豆田は雅だとか言われるけど、土曜の豆田は意外と危ないんよ(笑)?」
福澤「こっちの札ん辻と一緒ですね。」
ヒタスタイル「お客さんには本当に土日使って、豆田地区と隈・竹田地区両方見て欲しいです。」
山田「掛け声から手拭いの巻き方、山のルールまで町内それぞれだと思います。」
坂本「隈も豆田もそれぞれ見どころがあるねぇ。僕らは(土曜は)平成山の巡行などがあって、なかなか見に行けないけど、思いはみんな一緒やきね。全部みてもらえると嬉しいね。各町内の外題はもちろん山鉾もそれぞれ見どころあるきね。」
諫山「三隈は去年から山の塗り直しもしてます。」
大口(上町)「山鉾で言ったら、上町は後ろに一体、前に三体と合計4体あるのが見どころです!」
坂本「よっしゃ、そしたらみんなで日田式で締めて、祗園に向けて頑張りますか!」
■日田市祗園山鉾集団顔見世 7月19日(日) JR日田駅前
■日田祗園祭 7月25日(土)/26日(日) 隈・竹田・豆田地区
Vol.94 UNDER THE SAME SKY
Photo by Yuji Nakamura
Text by Yu Anai


