同じ高校の同級生12人が日田へやってきた。待ちに待った日田でのキャンプ。日田までの電車で、僕の通学の大変さを実感したみたい。駅からみんなで車に乗って山の中の宿泊のできる交流館へ。道中の自然の多さに終始驚いていた。
お昼を食べてみんなで川へ。水が冷たすぎて慣れるのに時間がかかり、「冷たーい!」とたくさんの悲鳴が上がる。泳いでいると途中から寒さで震えが止まらなくなり上がった。川の後に入るドラム缶風呂は格別だった。
夜ご飯は手作り夏野菜カレー。手分けして具材を切って味見をした。野菜が少し硬かったけど、とても美味しくてみんなもおかわりしていた。日田の郷土料理「もみじ」も美味しいと言って食べてくれた。夜ご飯の後には花火。僕が家から線香花火を持って来るのを忘れるという大失態をしてしまったけど、手持ちや打ち上げ花火でたくさん楽しんだ。お菓子パーティーや肝試しは夜中まで盛り上がった。
次の日は朝ご飯にホットサンドを食べたら、竹を切って節を削ってそうめん流しの準備。全身汗だくになりながらサンダーをかけて表面を整えたり、竹の角度や長さを決めて固定した。頑張って作業した甲斐があって普段よりもそうめんが美味しく感じた。
電波の入らない山奥での非日常な体験は、とても楽しかった。1泊じゃ全然足りないくらいに。お父さんお母さんのたくさんの手伝いのおかげで2日間満喫できた。このメンバーでキャンプができて本当に良かった!やっぱ自然って楽しいよね〜!
【ひた少年コラム】木レンジャー 虎志郎 夏と大自然