

ワクワクな気持ちで朝日を眺める美術研修当日の朝。4泊5日、東京への旅が始まる。美術研修という名前の修学旅行で、美術館や美術大学をメインで回る。体調を崩さないかなど心配なこともあったが、それよりも楽しみな気持ちでいっぱいだった。機材トラブルで1時間遅れの出発となった飛行機。東京に着く頃には、みんなの気持ちも最高に高まっていた。
田舎者の僕たちは電車の乗り換えで何度も苦戦したけれど、スカイツリーやメイドカフェ、ディズニーシー、下北沢など、たくさんの場所を巡ることができた。ディズニーシーは僕の想像する何倍も楽しくて、アトラクションやショーの演出にも感動した。東京藝術大学美術館で行われていた谷岡教授の退任記念展では、教授本人から作品の解説を聞くことができて、とても貴重な経験になった。武蔵野美術大学、多摩美術大学研修で受けた刺激はとても大きい。ホテルの部屋も楽しかったが、毎日疲れすぎてすぐに寝てしまっていた。旅行中のスケッチをするという課題があったが、空港の荷物検査でカッターを回収されてしまって鉛筆を削れなかった。
この修学旅行では時間を見通す大切さと、もんじゃを半焼きで食べると口の中をやけどするということを学んだ。たくさんの料理を食べたけど、1番美味しかったのはホテルの朝食だったかもしれない。東京は日が暮れるのも早くて寂しく感じるけれど、優しい人も多くて住んでみると楽しそうだと思った。みんなと色々なところに行って、最高の思い出を作れてとても楽しかった!やっぱ友達っていいよね〜!

