

聞き書き甲子園の夏研修が終わったら、いよいよ取材。僕は日田市で林業を営む、「株式会社三林」の穴井三十四(みとし)さんを取材した。取材日程のアポ取りから自分で行うため、電話が苦手な僕にとって1番大変な作業だった。取材当日は家まで迎えに来てくれて、とても優しい方ですぐに打ち解けることができた。
山から木を伐り出す作業を見るのは初めてで、とてもワクワクした。伐る時はチェーンソーだけで行うのかと思ったら、フォワーダやプロセッサー、ザウルスといった林業機械を使って効率的に作業を進めていた。木が倒れる瞬間は大迫力で、思わず声が出るほどだった。穴井さんの生い立ちを聞いていると、驚くような話がたくさん飛び出してきた。「三十四」という名前の由来は昭和34年生まれだからということや、小学校2年生までは馬に乗って学校に通ったり、とてもヤンチャだったことなど、学生時代の話をたくさん教えてくれた。僕がこの取材の中で1番驚いたことは、弁当箱の蓋に梅干しサイズの穴が開いていたこと。中学校を卒業してからずっと同じ弁当箱を使い続けていると聞いて、とてもびっくりした。
穴井さんは「木が好き」という情熱から、この仕事を40年続けてきた。「誰でもできる仕事やけど、難しい仕事かな、自然相手だからね。」と笑顔で話してくれたのが印象的だった。思いやりを大切に、仕事には妥協しない穴井さんの姿がかっこよく、たくさんのことを学ぶことができた。僕にとって最高の出会いになったし、林業のかっこよさを改めて実感した。やっぱ木っていいよね~!


