

10月に日田林工の林業科1年生を対象にした木育講座が開催され、サポートスタッフとして参加した。学校の中に入るのは初めてで緊張。今回も熊本大学の田口浩継教授が授業をする。午前中は木について学ぶ授業。僕は何回も初級の講座を聞いているが、何度聞いても勉強になっていい。動物、植物、土などと直接触れあう体験「原体験」が不足していることが現代人の問題として挙げられているが、林業科の生徒は木の匂いを嗅いだり、木登りをしたり、基地を作ったりなどの体験を5、6個したことがある人が多かった。
午後の活動は木育ツアーズ。班ごとにブースを回って班員に説明をしていく活動だ。僕の担当は小型顕微鏡を使うブース。ここで使う顕微鏡はコンパクトで木や布の繊維まで観察することができる。まずは僕が高校生に内容を説明。しっかり伝わったか心配だったが、みんな自分の言葉でわかりやすい説明をしていて驚いた。「木の断面大根みたい」とか「布の繊維すご!」と予想以上に反応が良く、友達の皮膚を観察している人もいた。
この日最後の活動は、木育活動の計画を立てること。班で話し合って1つの活動案を作る。アイデアを言葉で表現するのが難しいが、みんな意見を出し合い、それぞれの年代に合ったおもしろいアイデアがたくさん出た。
木をメインで学ぶ高校生に教えるのは緊張もしたけれど、とても楽しかった。講座の後には施設見学をさせてもらい、授業を受けてみたいと思った。みんなもっともっと木を好きになって木材業界を盛り上げよう!やっぱ木っておもしろいよね〜!


