
Vol.0。まだ産声が上がる前ということで応援している日田の芸術祭「日田隠し」が町中の至る所で開催していますが、皆様はもう足を運んでみましたか?(案内リーフレットは映画館にもありますのでいつでもお渡しできます)
至る所という通り、たくさんの催しが行われているが、リベルテではバスキア、バンクシー、諏訪大社の映画リレーで〝ニューヨークからこの土地の力へ〟を表現し、ギャラリースペースでは敬愛する画家:牧野伊三夫の展覧会も開催。その会期後には、諏訪大社に縁ある芸術家:大小島真木の陶芸作品展も行う予定だ。さらに、豆田町にある天領日田資料館では『みんなの美術館〜コスモス〜』も開催中!香月泰男をはじめ、岩澤重夫さんの大作もずらりと並び、おかげさまで好評いただいており、偉大なアーティストのみなさまも天国で大いに喜んでくれていると思う。とにかく、こんな機会にこそ、いろんな世界に触れてもらえたら嬉しい。9日まで。
今月もリベルテの企画は目白押しで、9日には日本対がん協会会長の垣添忠生医師が映画『Dr.カキゾエ 歩く処方箋 みちのく潮風トレイルを往く』上映に合わせトークに来てくれる。とても貴重な機会になる。14日には、ヴァイオリンとギターのデュオ:ジュスカ・グランペールの演奏会。その圧倒的なパフォーマンスをぜひ体感してもらいたい。22日には、女性たちの出産の物語を通して、人と海、つながりについて問いかける映画『パシフィック・マザー』を上映。この映画で主人公が最も信頼する日本の助産師として登場する、信友智子さんも来てくれてお話が聞ける予定だ。29日には、日田まちづくり勉強会主催で文化的視点のまちづくりや、自発的に作り出すこと、これからの日田は?などのトークセッションも開催予定で、盛りだくさんではあるが、どれもが人生においてとても大切であり必要なものだと思うので開催する。大切なことは、いつも数字では計れないからこそ、対話を重ねるのだ。
結局、一生懸命に生きること。だからこそ自分だけの哲学が生まれる。人生って、たったそれだけのことなのかもしれない。だから今日も映画(や芸術)に触れて、どんな人間になるのがよいのかと模索するのだろう。まだまだ理想には程遠いが、目指すことなら誰にだってできるのだから。


