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2024年10月1日

【オヤ侍コラム】 橘 六六六 『STEPS』

【オヤ侍コラム】 橘 六六六 『STEPS』
2024年10月1日

 


ついにこの連載も50回を越えて今回で51回である。記念すべき51回の投稿をどこにしようか今日もふらふらとしている。
ちょいと茶でもしばこうかと辿り着いたのはSTEPSさんであった。そういえば第1回の投稿はsteps colorさんだったことを思い出した。
STEPSと言えばsteps colorの前身である。昔はBAR営業だったが今はカフェとして昼間の営業をしている。

店内へ入るといつも穏やかな雰囲気のハナさんが優しく出迎えてくれた。
まだ暑い日々が続く中、メニューに目を通すと季節の果物を使ったスムージーが置いてある。
スムージーもいいがここでは抹茶のメニューも豊富である。僕は癒しを求めて抹茶を飲むことにした。
するとハナさんは手慣れた動作でお茶をたててくれた。今日日なかなかお茶をたてる姿は見る機会もないので実に新鮮だ。

テーブルにはお盆に乗った抹茶とお茶菓子に布善さんのマカロンが整然と並んでいる。
歳をとるとこのような侘び寂びの中に身を置くことが大変癒しを感じる。
昼下がりのやわらかい秋の陽はクリスタルを通り店内へ虹を作る。その隣で静かに抹茶を啜り喧騒を忘れ透き通るような心持になる。
実に穏やかな時間の使い方である。ドアが開き他のお客さんが入ると優しく鈴が鳴る。
全てが忙しさを置いてきたような空間は喫茶店ならではで、その合間に店主のハナさんと会話などを嗜む。

若いうちは行動を「やる」や「する」等と言っては居たが「嗜む」くらいのやわらかさが実にいいのだ。
僕は会計を済ませそのままやわらかい時間を外へと持ち出しやわらかい時間を、やわらかい空間を日田の町へと広げていく感覚になった。
いつもは気にもかけない景色が実にやわらかく感じる。心が世界を創っているのだと感心しながらいつもの如くふらふらと日田の町を歩いて行った。

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