「ありがた味」は濃い?
当たり前だけど、私たちは食べねば生きられない。そして欲深かで、口に入れば何でもイイという事にとどまるハズもなく、食を「文化」として大いに楽しんでもいる。それなのに!なんで?私たちはこんなにも「農」から離れてしまい、あげく「消費者」という言葉でくくられ甘んじているのか。
自然相手の仕事(第一次産業)はやはり大変な事が多い。私たち消費者は、そこをカットして、お金と引換えに食べ物をスーパーで簡単に手に入れる。それは大変有難く、便利至極だけれども、楽になればなるほど、本来味わうべき「ありがた味」というものがどんどん自分の中で薄れていく?気がして少し怖い…実はここに、今の食の問題点が隠れているのカモ!?
選べる「食」の世界を!
残念ながら世界はいつも残酷で、人の健康など二の次とばかりに、儲かる為にのみ作られた品物や食べ物が平気で売られている事は、多くの人にとり周知の事実だろう。(…※更に面白くない話は続く) 美味しくも健康に良いわけでもない超加工食品や偽物食品の普及、知らぬ間に進むゲノム編集の養殖魚や野菜の研究と販売、世界で今や嫌われ者と化した特定の「除草剤」耐性遺伝子組み換え農作物やそれを使用した食品、病害虫懸念でJAも反対してるのにゴリ押しされそうな米国産生ジャガイモの輸入、日本の過去最低の自給率と過去最高の防衛費、農家の減少と高齢化、肥料・飼料・資材の高騰(生ごみ堆肥化等資源の循環必要性)、異常気象で早急な対策が迫られている生物多様性や防災面での田んぼの水環境を守る役割重要性、種の9割を輸入に頼り在来種は減少の一途…と、不安要素は枚挙にいとまがない。(※面白くない話終わり。)…が、悲観するなかれ!地域には「三方良し(売り手よし・買い手よし・世間よし)」精神で真の誇りを持った「農」に携わる方々がまだまだ沢山いて、それぞれ色々な方法で美味しいものを作っている!家庭菜園地元のおばちゃんたちも自分で選りすぐりの種を採り続けているし、慣行農法も有機農法も存在する日田の「農」は本当に色々多彩!ヒタスタイルではホームページで過去記事も多数紹介。取材した以外にもまだまだ沢山の頑張っている人たちが地元に居ます!!そして、今回は…日田市農業振興課が進める、新規就農で頑張っている移住者の方を次ページにご紹介!
自分たちの為に「地産地消」「身土不二」で農を応援しよう!「飢えるか、植えるか」という言葉通り、気づけば手遅れになる前に、選択肢減少阻止に向け、もっともっと食と農を楽しもう♪そこから
自然と湧いてくるあなたの「興味」が、子・孫の
美味しい未来を創る原資となる事を信じて。
私たち、移住と就農を日田で叶えました!
就農のきっかけ
「私たちは大学時代の同級生で、お互い昔から農業が好き。自給自足に憧れ、第一次産業に携わりたい思いが強かったです。(奥様の亜沙美さんは畜産業や農業の就労経験もあり。)結婚後は仕事(てんさいをつくる会社へ就職)で北海道に移り住み、子ども達と10年近く過ごしてきました。移住のきっかけは親が体調を崩したこと。年齢的にも定住先を決める決断に至った中で、自分たち自身で農業をしたいという思いが強くなってきました。」
日田に移住して梨農家になる
「お互いの実家にも近い、福岡・大分・熊本を移住先として検討していた時にコロナ禍のオンライン就農フェアを大分県が実施していました。そこでファーマーズスクールの制度を知りました。初めは九重や玖珠などを候補にしていたのですが、日田で移住サポートなどをしている方に農家さんを紹介してもらい、そこで出会った梨部会の農家さんたちの梨づくりへの思いに強く惹かれ、移住と梨農家として就農する決断をしました。そして日田のファーマーズスクールへ2年間入校することとなりました。決め手は日田の人たち、そしてこの環境だったと思います。」
研修から就農まで
「ファーマーズスクールでは市が研修コーチを紹介して、そこで実地研修を2年間行います。私たちの師匠でもありスクールのコーチの森口さんは梨一つひとつを丁寧に管理している様子がとても印象的でした。梨園では小さな面積の中に高密度かついろんな種類の作業が凝縮されていて、北海道時代の経験とは全く違うものでした。ファーマーズスクールでは空きの園地が出た際に希望を募ることになってるのですが、私たちが引き継いだ今の園地は持ち主の方が亡くなり、周囲の農家さんが維持していた状態だったものを引き継ぐことができ、2年間の研修を経てすぐに自分の園で就農することができました。」
初めての出荷と目標
「今年初めての出荷を迎え、一年間手塩にかけて育てた梨が出荷できたことへの嬉しい気持ちと共にいろんな課題もできました。今後は『日髙農園』として、栽培技術の向上はもちろん、移住・就農という生き方を多くの人に知ってもらいたいと思っています。なによりも『知らなければ選べない』と思うので、情報発信も重要だと思っています。歴史ある日田梨ブランドの維持に少しでも貢献できたらと思っています。」
HITA STYLE "Agriculture" Special feature back number












