

友人の結婚式に招かれ、久しぶりの岡山市へ。 大学時代と社会人になってからの数年間を過ごしたこの町は、今でも僕にとって第二の故郷だ。 結婚式会場には久しぶりに会う友人たちの顔が並ぶ。 受付でもらった席次表を開くと、そこには青春時代を共に過ごした仲間たちの名前。 披露宴ではたくさんの友人と乾杯をした。 新郎も新婦も大学時代の友人。 こんな同窓会のような素敵な機会をつくってくれたことに感謝しかない。 大学を卒業して早10年。 上場企業で必死に働いている人。 教師になった人。 実家の家業を継いだ人。 主婦になった人。 結婚している人もいれば、していない人もいる。 しばらく会っていなかった友人ばかりだったけれど、みんなそれぞれの場所で、一生懸命に今を生きていた。 その夜は朝3時まで仲間たちと飲み明かした。 当時の話をしていると、10年という時間が一瞬で埋まっていく。 翌日、岡山駅前を歩いた。 大規模な再開発によって、当時の面影はほとんど残っていなかった。 大型の建物が立ち並び、この街の勢いを感じた。 歩いていると、一つひとつの風景に当時の記憶が蘇ってくる。 アルバイト先だった店。 友人たちとよく通った居酒屋。 そんな景色に包まれながら、僕の20代を彩った岡山の街を愛おしく思った。 今回の結婚式で感じたことは一つだけ。 みんなが元気で生きていて、 こうして再会できること。 ただ、それだけが本当に嬉しかった。 10年前の大学の卒業式。 「もう会えないかもしれない」と思い、みんなの前で涙を流したことを思い出す。 でも、そんなことはなかった。 歳を重ねるほど、再会の喜びは大きくなる。また次会える日が楽しみじゃなぁ。


